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2005年06月03日

暗号技術と米国の法律

Windows2000Serverの設定をしていて気づいたことがある。標準装備されている暗号技術の中で特に強度が高いものが米国外で利用できないのだ。

Microsoft Point-to-Point Encryption(MPPE)は最高で128bitまで暗号化できるが、米国外では56bitとまでと制限されている。また、電子証明発行に関する技術(PKI*)においても同様で最高強度のものはU.S. Export Lawで禁止されている。以前、IBMのPC事業を中国に売却というニュースがでたがその時も、対米外国投資委員会は1月末、IBMの米国政府との窓口や契約を中国政府が諜報活動のために利用できるかどうかの調査のために時間が必要として、「待った」をかけた。(結局GOサインを出したらしいが。。)このニュースと関係があるかは不明だが、米国内における諜報活動でこれらの最高強度暗号技術を使った、情報の流出を法律で禁じていると思んだが、逆に国際間で使える56Bit程度の暗号技術は本気を出せば、傍受できるということだ。(Bitの値が大きければ大きいほど、解読に時間を要するということです。)アメリカの影響力というか、諜報活動に関する規制がこんな形でみえるんだなぁ。


PKI・・・・Public key infrastructure

投稿者 editor : 2005年06月03日 12:52

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